鬼束ちひろ
「月光」という歌。いまテレビでやってました。どこかで聞いたと思ってたら、あのTVドラマ「トリック」の主題歌でした。大好きなドラマでこの主題歌もいい歌だなあって思ってました。改めて聞いてみると最初の出だし、胸に迫るものです。実は今日は「奈良追憶PART2」を書くつもりでしたが、この歌に触れてどうしても書きたくなりました。私は「神」は信じませんが、もしもこの世に「神」がいるのだとしたら、それは人に限りなく試練を与え続ける存在のように思えます。そんなことをして何が楽しいんだろう、試練が人を強くするなんてふざけるんじゃないと思います。罪深い人を救い、救いを求める人に希望を与える「仏」に私が惹かれる理由もこんなところにあります。別に「仏」に救いを求めている訳ではありませんが、いまの自分には「神」よりも「仏」のほうが遥かずっとずっとずっと上位にいます。「神」は冷徹です。「腐敗した」「こんなところ」で私たちは生きています。そして生き続けていかなければいけません。なりよりも辛いのは「腐敗した」「こんなところ」で自分たちの子供達がこれからも生きていかなければいけないことです。それも私たちが死んだ後も。ひどいなあと思います。でも「腐敗した」「こんなところ」にも泥の中から美しい蓮の花が咲くようにいいこともあります。希望はなくさないように。ああ、やっぱり奈良に行って、もう一度「仏」様に会ってこなくちゃ。ちなみに「月光」いい歌です。「神」は嫌いですが、この歌は好きです。
「月光」by 鬼束ちひろ
I am God's child.(私は神の子)
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
(こんなところでどうやって生きていけばいいの?)
こんなもののために生まれたんじゃない
I am God's child.
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world.
(この世界ではやっていけない)
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
http://www.youtube.com/watch?v=JU0v8ZHV1SM
by fogcircus | 2010-03-24 22:06 | 雑記 | Comments(2)