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熊谷守一展 孤高の青空

三重のパラミタミュージアムで開催されています。朝9時半から開館ということで、朝7時に車で家を出発。開館時間の10分過ぎくらいに到着しました。三重北部で大雨警報が出ていて雨が心配でしたが、現地ではなんと晴れ間が差してました。平日の朝一。お客様は私一人。池田満寿夫氏の常設展、奈良大安寺の馬頭観音様や和歌山円満寺の十一面観音様を拝んで、いよいよ熊谷守一画伯の展示室に入室。画集で見た有名な「蠟燭」「ヤキバノカエリ」「白猫」「裸」「朝のはじまり」「夕映」。本当に間近で、心置きなく観る事が出来ました。画集や本で見るのとは違う迫真性、厳粛性、孤高性。1廻り観て、時間を置いて、また一回り眺めました。熊谷守一画伯と言えば、太い赤いライン、シンプルな構成が思い浮かびますが、しっかりとしたデッサン力がその背景にあります。「裸」は割と多く描かれていますが、その中でも1937年の斜め上からのアングルで描かれた「裸」はそのデッサン力といい、色彩といい、最高なのではないかと思います。何度もこの絵で立ち止まってしまいました。できれば持って帰りたい。なんて。いつまでもいることもできないので、図録とクリアファイルを買って帰る事に。美術館を出ると強めの雨がちょうどパラパラと降り始めたところです。絶妙のタイミングだなあと思いつつ、そのまま寄り道せずに名古屋まで一直線。できれば湯の山温泉でも行こうかと思ってましたが止めてしまいました。もったいない。名古屋は雨は降ってなくて、逆に晴れ。なんだ、温泉行けばよかったと思っても後の祭りですよね。今日はお休みは私だけです。午後3時頃に娘、午後5時過ぎに息子が帰宅して、かみさんは職場のミーチィングで午後8時近くの帰宅です。自分だけいい思いをしていちゃまずいかなあと思いつつ、でもまあいいよねって心の中で言い訳しています。


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by fogcircus | 2012-09-14 19:51 | 雑記 | Comments(0)