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予定通り

娘の学費の振込を済ませ、久しぶりに碧南の藤井達吉現代美術館に出向きました。所蔵作品展を見てきたんですが、以前からいいなあと思っていた図案集「路傍」が展示されていて、しばらく見とれてました。昭和10数年に作成されたものでたしか50部か100部程度しか制作されていないと思います。手彩色の図案が50枚程度。実物は木製の帙が想像以上に厚くて頑丈で作品も大きかったです。美術館の資料によると昨年購入とのこと。もしかしてと思って帰宅後に古書店在庫を確認したら、案の定在庫ゼロ。買われちゃったんですね、やっぱり。かなり高価でしたが実物を見て、買っとけば良かったと思い返してます。家宝になったかもしれません。ところで、村上春樹氏の新刊、買いました。買い損なった「路傍」を見た後だったので、躊躇無く買いました。半分くらい読んだところです。彼の新刊を即日で買うのは初めてです。いまのところの印象は・・善くも悪くもまさに村上春樹的小説です。こう言ってはなんですが、私にはどうしても彼が世界的に人気があることが理解できません。闇とか死が近くにあって、しかも観念的で。かなり読者を限定する小説だと思っています。と言いつつ、私はデビュー作「風の歌を聴け」から彼のことを付かず離れず追いかけていますが。

藤井達吉現代美術館入口
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by fogcircus | 2013-04-12 23:16 | 雑記 | Comments(0)