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篠田桃紅

水墨の抽象画家と言えばいいのでしょうか。偶然、何かの番組で観て、興味を持ち、彼女の本「103歳になってわかったこと」を借りて少し読んでました。大変なご高齢に関わらず、なんというしっかりとした自己をお持ちの方だろうと驚きました。驚いた事はもう一つ。著書の中で会津八一について触れていたことです。高倉健が手帳に書き留めていたあの句「天地にわれ一人いて立つごとき この寂しさを君は微笑む」。この句が取り上げられてました。篠田さんは生前の八一にお会いしたことがあるそうです。そして八一の訃報に接し、彼は孤高の人だったが、観音様をお連れにしていたんだと知りました、と書かれてます。すぐにその観音様が養女キイ子のことだろうと想像しました。それにしても。たまたま手にした本で思いもしなかった出会いがあるとやはりうれしいものです。残り半分読むのが楽しみです。さて。今日は息子、娘が仕事でした。娘は明日も明後日も仕事です。

by fogcircus | 2015-10-10 23:32 | 雑記 | Comments(0)