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税制は難しい

「信託税務の落とし穴」と言う本を読んでいます。もともと税金についてはさっぱり分からないのですが、もう読んでいて分からないことだらけです。大まかな部分、例えば、受益者負担とか、損益通算が出来ない、と言う部分はこれまで何冊か家族信託の本を読んでいて理解していたんですが、受益者の所得税の確定申告とか、受益者の消費税の確定申告とか出てくると、もう何が何だか、と言う世界に成り果てます。そもそも認知症で高齢者とか、障害を持っているとか、そう言う方々が家族信託では受益者になるのに、確定申告なんてできる訳ないし。家族のための家族による家族の信託、と言いながら、毎年のように税理士さんに助けてもらわないと税務処理できないなんて、それってどうよ、と思います。まだ本の半分しか読んでないので分からないのですが、ひょっとして本の最後の方でピカピカの解決策がドカーンと提示されているのかもしれませんが。 家族信託が話題になりながら、なかなか定着しないのは、こうした分かりにくい部分が色々あるからなのだと思います。家族信託なんて素人が管理するのだから、もっと簡便で分かりやすいものにしていかないと定着するのは難しいような気がします。もっとも、定着なんかしなくてもよろしい、と考えている官僚、政治家がいるのだったら、もうどうしようもありません。まあ、地道に勉強します。

by fogcircus | 2018-03-12 21:34 | 雑記 | Comments(0)